洪水

中国の河南省鄭州市(ていしゅうし)では、台風の直撃もあり記録的な洪水が発生している。これにより、昨年も決壊寸前だった山峡ダムが、また危険な状況に陥っている。
今回の事故は、人災の側面が強い。洪水の原因は、上流域のダムがどんどん決壊し、流れ込んだ水が下流域のダムに押し寄せ、それを放流したことによって発生した。問題なのは、勝手に放流し、住民にはそのことも伝えず、避難勧告も出さなかったことである。人を人とも思わない所業により、下流域ではあっという間に大洪水に襲われ、鄭州市のトンネルでは、わずか5分で水没してしまった。
国営メディアの発表では、死者は35人となっていたが、実際はその100倍はいるだろう。死体が出てこなければ、死んだとカウントされない。5000人近くの犠牲者が出ているとも言われているが、そのような共産党にとってのマイナスは一切報じないのである。それどころか党を賞賛する報道を行い、その裏では軍を派遣し、情報が漏れないように処理し、隠蔽を図っている。
このような社会主義国家では、国民の救助より先に、情報の遮断や隠蔽を行う。酷い国だと思うだろうが、これを他人ごとと思わない方が良いだろう。世界は現在、全体主義、社会主義へと向かっている。GoogleやYouTubeでは、コロナやワクチンのことなど、まずい動画や記事はことごとく削除され、言論統制や情報統制が平然と行われ、超管理型社会へと移行しつつある。世界中が中国共産党のようになるのも、時間の問題となってきている。そこに危機感を持たず、流されてゆくものは、ゆくゆくは淘汰されてゆくことになる。
今回の水害による犠牲者たちの怨嗟(えんさ)の念が、今後さらなる天災を中国にもたらすだろう。日本ではテレビはオリンピック一色だが、その裏では、大きな天変地異が起ころうとしている。