中国の洪水

中国の長江(ちょうこう)中流にある三峡ダムが、現在、決壊する恐れがある。このダムは2009年に完成し、面積は琵琶湖の1,7倍とも言われる、世界最大級のダムである。
6月の梅雨入り以降、毎日のように大雨が続き、観測史上類を見ない大豪雨となっている。これは、過去最大規模の洪水と言われていた1998年の大洪水と比較しても多い。この大雨により、長江や淮河(わいが)など大多数の河川が急激に増水し、各地で氾濫し、深刻な状態となっている。
この長江流域には、重慶やコロナウイルスで有名になった武漢、上海などがある。三峡ダムの上流にある重慶は、すでに川沿いなどの一部地域では冠水してしまっている。長江の支流には、この他にも大小1万個近いダムがあり、100個以上が決壊している。そのため、各地で洪水被害が出ている。このダムが決壊した時のシミュレーションを見たが、辺り一帯が一飲みにされ、甚大な被害となってしまうようだ。
現在の状況に、中国政府も匙(さじ)を投げている。上流も下流もすでに洪水が発生しており、簡単にダムの放流ができない。放水量を増やせば下流が、抑えれば上流の水害が大きくなるので、身動きが取れないのである。この洪水により、飲料水も汚染され、赤痢に感染したものもいる。農地や産業用地を拡大するため、湖を無理に埋め立ててしまったことが、この地域の貯水能力を低下させ、今回の水害に至っている。
水害だけではない。長江の下にある吉林省や黒龍江省の穀倉地帯では、干ばつが続いている。さらに、大量発生したバッタにより、食物が食い荒らされている。
水害、干ばつ、蝗害(こうがい)の三拍子により、食糧危機が迫ってきている。最近になって、食べ残しを禁止したが、それだけ深刻な状況なのだろう。このままいけば、中国経済が大打撃を受け、さらに食料不足による国民の大暴動に発展することに、中国政府は戦々恐々としている。
お金や利権に目がくらみ、自然を自分勝手に破壊してきたツケがきている。さらに、少数民族の抑圧や強引な領土の拡大など、多くの人からの恨みを買っていること、そして目に見えない龍神殿の怒りや、各家庭の先祖霊の大暴れが、今回の洪水被害を大きくしている。
霊的なことが解決しない以上、これからも中国は、人間の手に負えない天変地異に見舞われていくだろう。