あるレストラン

先日、久しぶりに顔を合わせた知人から、ふいに話しかけられた。「大変な目に遭いましたよ」と言うので、詳しく聞いてみた。彼が言うには、緊急事態宣言が明けて少し経った頃、家族4人で個人経営のあるレストランに行ったのだが、そこで、大変嫌な気分になったそうだ。まず、レストランの入り口には黙食のお願いという張り紙が大きく貼られており、中に入ると、食べているとき以外はマスクの着用をしてくれと店主から言われた。その時点ですでに不信感でいっぱいになったが、せっかく来たので、言う通りに従った。テーブルには、目の前に大きなアクリル板が置いてあり、さらにマスクをすればほとんど会話が聞こえない。店内には自分たち以外に誰も客がいないにもかかわらず、マスクの着用を何度も指示された。挙句の果てに店員は、まるで自分たちを汚いものを扱うかのように、消毒を徹底的に行い、2、3メートル離れて注文を取るなどしてきたと言う。およそ接客業とは言えない態度に怒りを覚え、食事も全く楽しめなかった。緊急事態宣言も解除され、ワクチン接種も進んでいるのに、一体この店の人たちは何をそんなに恐れているのだろうかと、呆れを通り越して、心配になったという。
ここまで徹底した店には出会ったことはないが、中には、補助金をもらうために、従っているフリをしている所も多いようだ。しかし、このレストランは異常である。メディアや政治家の言う事を真実だと思い込んでいる。テレビの世界と現実世界の乖離に、全く気付こうともしない。こういう自分の頭で物事を考えられない者たちが、今の日本には非常に多くなっている。当然、先祖の存在に気づくこともなく、先祖たちからも嫌われ、先細りの人生を余儀なくされる。この店も、そういった道を歩むようだ。