5日目


早朝はプラハからスロバキアへと向かった。途中、道路が混み合った。単なる事故というより、道路が傷んでの修復工事によるものだった。ガイドは1キロの渋滞と言っていたが、それ以上だった。それによって、観光がずれてしまった。
5日目ブラチスラヴァ スロバキアの首都ブラチスラバは、非常に古い都市で、しかも荒れていた。
荒れていたというのは、戦いの歴史があまりに多く、人々も非常に荒れている感じだった。行き交う車の量より、クラクションの大きさ、そしてその数だった。人々は、イライラの状態が普通ではなかった。バスを降りた瞬間から、聖マルティン教会の鐘が鳴り続けていた。新しい首相の任命式でお祝いの真っ最中だった。女性の美人首相らしいが、就任式を終えて降りてきた閣僚のそばには首相はいなかった。様々な歴史からくる様々な戦いは、メインストリートを中心に人々の心に重くのしかかっていた。
夕方、国境を越え、ハンガリーのブダペスト郊外に到着。大通りから少し離れた場所で、暗い地下に案内されたレストランは、軍隊や戦車の音が耳について穏やかな気持ちでの食事が出来なかった。遠い昔というよりは、ナチスやソ連の戦車の往来による、人々の恐怖心が、脈々と伝わってきたのが、人々の顔を暗くしている原因かとも受け止められた。しかし、それに反して、料理は比較的美味しく日本人の口に合っている感じだった。昨日、2万歩歩いたので、体はくたびれていた。その日は、ほぼ車の移動だけだったので、早くホテルに帰った。