葬儀

葬儀を終えた親族たちが、私が良く行く小さな和風レストランで大半を占領していた。非常に騒がしく、子供たちも動き回っていた。それを忠告する大人はおらず、親も無関心だった。料亭で席を取れば、他人に迷惑をかけることはないが、現代の親は、そのような配慮など全くない。

そればかりではない、亡くなった霊が奥座敷に佇み、じっとしている。親族の亡くなった童たちは、空中を飛びまわっていた。その状態は、夏山での大量の蝉の鳴き声に匹敵していた。私は、おいしい食事よりも一刻も早くそこを出たかった。

 

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