能登

11月になって能登を訪れたくなった。
福岡から小松空港まで2時間ぐらいだった。小松空港は2度目だったが、今回は何か違うと感じた。
前回は金沢から永平寺の旅だったが、今回はどうしても能登に行きたかった。レンタカーで高速を走ると、今までにない感覚が伝わってくる。
しばらくすると、七尾市あたりでカーナビが異変を起こし、高速がまだ続いているのに、国道に降りるように指示した。和倉温泉までそう遠くないと判断し、国道へと降りた。すると、すぐ左側に七尾城跡があった。海沿いの城だった。
その城主を思い出せなかった。夜、温泉に入ると、七尾城の主のことが壁に描かれていた。
そこで、上杉謙信のことを思い出した。カーナビを狂わせたのも彼の仕業と理解した。
数年前、新潟を訪れた時もいきなり紫色の鎧を着け、馬に乗った凛々しい姿の謙信と初めて出会った。
この美しい風景の中で、天下を夢見た一青年と風景の波動がよく似ていた。時には物静かで時には荒々しい日本海の波動と一致していた。今、彼は魂が非常に冷静で、誰彼と憑依しない高貴な魂となっていた。

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