理容室

2か月に1回くらい馴染みの理容店に行くが、そこの店主が頭に包帯をしていた。
親しい客が、「その頭どうしたのか」と尋ねると、
キャビンのガラスが開いていたのに気付かずに、頭を打ち付けて倒れ、大量の出血をした、という。
救急車で運ばれ、何とか難を逃れた。5針ほど縫って、もうすぐ抜糸するそうだ。
ほっとした奥さんの顔が店の大きな鏡に映った。
私は、これは先祖の仕業と分かった。店主には二人の先祖が関わっていた。一人は彼の背後を押し、もう一人は、ガラスを開いたままにしていた。そのことを忘れさせていた。
このように、末裔に気づかせるように先祖は必死になっているのだが、当の本人は、笑い話で終わっている。

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