日本海

巌門

能登の景勝地である巌門窟へ行った。はっきり言って、日本海の岩は自然の厳しさから芸術的と言われるまで削ぎ落とされている。しかし、絶えず見ていると感動に衰えがやってきた。こういう景勝地には、様々な人がやってくる。昔では平安時代の大伴家持や現代では亡くなった松本清張など。
そのような人が通った跡は、その人の後ろ姿と息づかいを感じることがある。やはり、その人の残留魂の波動がそこはかとなく漂っている。
そんな景色を後に能登を出ようとすると、カーナビが狂い始め、七尾城に帰るように際限なく指示が始まった。道という道の分岐点で必ず「左へ曲がって下さい」と強い口調だった。これは、上杉謙信の仕業に違いなかった。なぜなら、能登を抜け出すと、カーナビが正常に戻ってくれたからだった。謙信の霊は未だに健在だった。

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