天橋立

天橋立

鳥取の砂丘から天橋立に車を走らせた。途中の海岸は、断崖絶壁のところが多く、しかも美しかった。天橋立に近くなればなるほど、雨が激しさを増した。こんな雨では写真は無理だろうと考え、それでも引き返す訳には行かなかった。
途中の小さなガソリンスタンドで給油中、経営者の奥さんに天橋立のことを尋ねてみた。京都弁の和かい感じが、非常に気持ちを落ち着かせてくれた。連休中は、ものすごい渋滞で、「今日は、この雨で宜しいどすわ」と言った。
雨でよかったのか、と思い返した。案の定、全くの渋滞もなく、町の駐車場に入ると急に雨が上がってくれた。傘も持たず、見晴らしの良いモノレール乗り場へ行き、リフトを選んで飛び乗った。
間もなく、私の前の女性が「虹が出てる!」と大声をあげ写真を写していた。私も振り向き写真を撮った。
展望台にまで上がると、天橋立の左側が湖になっていることに気が付いた。空を見上げると晴れ間が出て、雲の形をした竜神殿が泳いでいた。
「先ほどの虹は、竜神殿の言葉なのだ」と感じ、お礼を告げた。写真も何とか撮れて、食事を終えて岐路に向かった。すると、雨が再び降り始めた。

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