出発点

80歳近い医者が、私に話すのだった。「イチローという男のことで、イチローの親しい人から聞いた話ですがね・・・」という切り出しで話すのだった。

内容は、彼の私生活では、友達を信用せず、友達が殆どいない、という。野菜嫌いで、シーズン中は、カレーライス以外には、あまり口にしないらしい。筋トレは、異常なくらいするので、かなりのナルシストでもあるようだ。

こういう人が、日本での有名人である。ある意味では、やっかみもあるようだが、野球という人生を全うするには、やむを得ない部分もあるようだ。

ただ、自己中心的な部分は、義経の3分の1の魂を受け継いでおり、当時と今はあまり変わってはいない。つまり、カルマの解消はされないまま終わりそうだ。

人間は、裕福になると、何も考えず、日々の暮らしに満足し、カルマのことや先祖のことなどは考えることもなくなる。若い内に、不幸の条件を備えると、それを克服しようと自分自身のことを深く考えるようになる。そこに先祖のことを考えるようになれば、感謝が生まれ、周囲の状況にも目が行き届くようになる。そこが、カルマの出発点となる。

彼がコマーシャルに出ても、何の感激も与えないのは、本人しか満足していないと誰もが理解しているからである。晩年は寂しいものになる。

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