五島の旅① 1日目の前半

朝、5時に起きて、食事を済ませ、7時に小倉駅から新幹線に乗った。約20分弱で博多駅に着いた。そして、4番ホームから長崎への特急に乗り換え、終点の長崎駅に10時に着いた。長崎港から五島に向かう船は、11時半なので時間があった。それで、そこから長崎港には近いので、タクシーで長崎平和公園へと向かった。長崎は、何度も訪れていたが、平和公園に行くのは、初めてだった。
平和公園は、低地にあると思っていたが、少し高台の丘の上にあった。
1日前半 巨大な薄青い平和祈念像は、曇り空の下で優しく輝いていた。左腕の天を指す意味は、地上100mの場所で爆発したと教え、右腕は平和であれとの祈りでもあった。本当に心打たれる像である。その場所は、実は刑務所だったのは、地元の人でさえ知る人は少ないらしい。そこにいた韓国人などは、かなり死んだという。平和像とは対照的に、亡くなった霊たちが、今でも相当苦しんでいる。成仏していなかった。爆心地に近い浦上天主堂では、かなり改装しているが、庭先の銅像は、首のない石の像が、そのままにされていた。本来の浦上天主堂は、改装もせずに、広島の原爆ドームのように、そのままの状態で保存すべきだった、とも言われている。そうすれば、地球上のキリスト教徒に広く知らされているのに、との後日談もあるという。
1日前半鳥居 さらにその近くでは、神社の鳥居が半分無くなった場所「片足鳥居」に案内された。そこは、高い階段の上にあったが、たった今原爆が落ちたと想像できる場所でもあった。
考えれば、本来は北九州の小倉に原爆が落とされるはずだったが、空が曇っていたために、長崎まで飛行機は行き、そこで落とされたのだった。
私個人としては、被爆者の老人の実話を短編映画にしたいと考えているが、その老人もすでに亡くなって、胸を劈(つんざ)くような思いで一杯になった。