メキシコ旅行2

翌日は、朝食を済ませて、ゆっくり眠ることにした。 昼近くになって、タクシーを呼びモールに出かけた。約三十分ほどで到着して、部品だけを買い、自分で直そうと判断し、部品を調達しタクシーに乗った。 運転手は若く愛想はなかったが、素敵な女性をみると、目がすぐにそちらの方へ飛んで行った。根は純粋なのだと思った。そして、ホテルについて料金を払ったが、その金額は、往きの3分の1だったのには驚いた。この国は、確かな金額がないのだと判断した。 恰幅(かっぷく)の良い往きのタクシーは、曲者で、若いタクシーは嘘をつかない真面目な男なのだった。そこで、メキシコという大雑把な土地の気風が読めた感じだった。 モールに入っても若者は感じが良く、日本人に負けないくらい親切で丁寧な人が多いのは意外である。しかし、一旦、路地にはいるとそこは多少無法地帯になると感じ、危険を孕(はら)んでいる。ガイドによれば、テロの心配はないけれども、麻薬による事件は後を絶たず、アメリカへの道筋となっているという。この煤(すす)けた状態は、悪魔が大きく関与しているとも思った。 気候の面では、メキシコシティーは標高が2240mもある高地で、多少息苦しいのかといえばそうではなく、喉がよく乾く感じである。 今は丁度、乾季で雨は殆ど降ることがない。気温は日中が27度なのだが、体感温度は20度強くらいで、夜は10度位まで下がる。常に風邪を引きやすい状況にある。