ダイビング

バリ島の今回のダイビングでの事故は、問題が多いようだ。昨年ちょうどバリ島に行った時、その島一帯がリゾートになっていたので私も観光で訪れていた。リゾートと言っても清潔な場所ではなく、小さな島に巨大なオオトカゲを数十匹も飼っており、小さな檻から出歩き、食べ残しの食料を食べていた。私はそこではダイビングをしなかったが、シュノーケルで浅い海を見ると、水中は濁って熱帯魚が人の体を突くくらい泳いでいた。

昼食にその魚のから揚げが出ていたのには驚かされた。島ではさまざまな遊戯を行っていたが、管理をするものが、実にいい加減で適当だった。時間はルーズ、管理は適当。そして、観光客の大半が日本人だった。当時から、そこのダイビングは危険だな、と感じたのは、潮流の速さだった。バリ島からその島に渡るのに船で30分くらいだが、波が高く、潮流が入り乱れていた上に速いなと思っていた。ボートが桟橋に着岸することすら大変なのに、ダイビングはすべき場所ではなかった。

ダイビングでは、苦しい思いを何度かした経験はあるが、日本国内でのインストラクターは、熟知した人が多く、速い潮流の危険性を伝え、再三教えている。速い潮流に合うと、あっという間に周囲の人がいなくなる。透明度が悪いとその危険性は高い。今回は、透明度の悪さ、雨期のために海面の視界が悪くさせていた。まさに魔が潜む海域である。そして、一般的にダイビングは、12回が通常だが、3回潜ると、危険性が増してくる。肉体的な疲労、荒れた海面、速い潮流、いい加減な船長、雨期。こういったものと、巨大な魔が口をあけて待っていた、という悪事が重なって事故につながったようだ。 

 

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